1
2
 

ウェンジWenge

2

樹種名:ミレシア Milletia

[その他の名称]
Milletia 属には学名 M.pendula と M.laurentii があり、前者はアジア産でムラサキタガヤサン (紫鉄刀木) やチンウィンと呼ばれ、後者はアフリカ産でウェンジ (Wenge) 、ジゲラ (Dikela) 、パリサンドルドコンゴなどと呼ばれる。

科目:マメ科 Milletia 属の広葉樹。

学名:M.pendula 、M.laurentii

産地:アジア産のものはタイ、ビルマ。
アフリカ産のものはザイールに多く産する。

色調:辺心材の区分は明らかで、心材はアフリカ産のものは濃褐色で、アジア産のものは紫色がかかる。
辺材は何れも淡色。
心材には柔組織の帯による淡色の細い線が規則的に配列し、装飾的な価値が高い。

木質:重硬かつ強靭で、木理は通直ないしやや交錯、木肌はやや粗い。
耐久性は非常に高く、キクイムシやシロアリの虫害にも強い。

用途:高級家具、飾り棚、座卓、額縁、床柱、ツキ板など。
装飾的な用途に用いられ、タガヤサンの代用としてもよく使われる。

 

ウォルナット
(Walnut)
9

科目:クルミ科 Juglans 属 の落葉広葉樹。

学名 : Juglans nigra L.

産地:アメリカ東部及びカナダのオンタリオ州など。
特に、ミズーリー、オハイオ、インディアナなどが主産地。


色調:心辺材の区分は明瞭。辺材は乳白色から灰紫色、心材は紫色を帯びた薄褐色から濃褐色。
不規則な濃淡の縞を有することが多い。

木質:やや重硬。木肌はやや粗いが、ペンキやステインによくなじみ、艶出し加工で美しく仕上がる。
加工性も良く、釘打ちやネジ、接着の強度が保たれる。

用途:木理が美しいため、古くから高級家具材や工芸用材として用いられる。
また、衝撃に強いことから銃床材として重用された。
その他、ドア材、造作材、フローリング材、内装パネル材、楽器材などに利用される。


備考:我が国のオニグルミはこれに属する。
チーク、ローズウッド、マホガニーと並んで世界的な高級材で、装飾材やツキ板として用いられる。
同属に、アメリカ西海岸に生育するクラロウォルナットがある。

オリーブ
(Olive)

6

オリーブウッド Olive Wood

科目: モクセイ科の広葉樹。

学名 : Olea europaea、olea spp.

産地:地中海沿岸及びケニア、タンザニアなど。

色調:辺材は淡い乳白色で、心材は淡い褐色の地に暗褐色からく黒色の縞模様が現われる。

性質: 木質は重硬で肌目は緻密。加工は困難であるが仕上げは良好。耐朽性に優れる。

用途: 家具用材、羽目板、轆轤細工、彫刻素材、道具柄など

備考: 果実やオリーブオイルを採取するため地中海沿岸に多く植えられているが幹があまり太くない。


楓-かえで-
(Kaede)


5

[その他の名称]
イタヤカエデ、イタヤ、トキワカエデ 【常盤楓】

科目:
カエデ科カエデ属の落葉広葉樹

学名:Acer pictum

産地:北海道、本州、四国、九州に自生。また、南千島、樺太、朝鮮半島、中国大陸にも分布する。

色調:
辺心材の差は不明瞭で、色調は全体にやや赤みを帯びた白色から淡紅褐色。年輪はやや不明瞭で、偽心材がある。

性質:
木質はやや重硬。表面の仕上がりは良好で、材面には絹のような光沢がでる。
粘りが強く曲木に適する。

用途:
家具材、建築内装材、ピアノなどの楽器材、器具材、運動具、漆器木地、薪炭など。
美しい縮杢や鳥眼杢が現れるものもあり、工芸材料として珍重される。

備考:
カエデ類は一般に大径木にならないが、その中でもイタヤカエデは比較的太くなる。
板屋楓の名の由来は、雨宿りができるほど葉がびっしりと生い茂り、屋根のようなところから付いたと言われる。


カリン
(Karin)

9

樹種名:パドウク Padoauk
[その他の名称] 本花梨、ビルマカリン、ビルマローズウッド (Burmese Rosewood)、プラドゥー(Pradoo)、パド(Pradoo)

科目:マメ科 Pterocarpus 属の広葉樹。環孔性散孔材。

学名 : Pterocarpus macrocarpus

産地:ミャンマー、タイ北部、カンボジア、ベトナム

色調:辺心材の区分は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材はやや紫色を帯びた赤褐色を呈す。

木質:木理は交錯し、柾目面にはリボン模様が現われる。
木質は重く強勒で硬い。
肌目はやや荒い。
磨くと光沢が出て、美しい。

用途:
装飾的な価値により唐木細工用具として貴重。
家具、キャビネット、楽器、建物の壁面用のパネル、指物、面の彫刻などに使用される。 

*日本のバラ科のカリンとは異なります。

キングウッド
(Kingwood)

2

科目:ウルシ科の広葉樹。

学名:Astronium fraxinifolium

別名、現地 代表和名「ゼブラウッド」、代表英名「Zebrawood」。ガラワアニソプテラ、キングウッド、ゴンサロアルベス、ジンガナ、ゼブラノ、タイガ ーウッド、Ariella(フランス,英国)、Goncalo alves(ブラジル)、Roble gateado(ベネズエラ)、Tigerwood(米国)、Yoke(フリナム)

産地:中央イメリカ、南アメリカ北部、アフリカ

色調:濃い赤色と黒い縞が入り非常に美しい。
特徴的な縞杢 (シマモク) がある。

辺材は白色で心辺材の区別は明瞭。

木質:非常に堅牢で耐久性に優れた木材。磨きをかけると美しい光沢となる。
重硬。

用途:家具、キャビネット、 化粧単板、フローリングなど。

グラナディラ
(Grenadilla)

8

樹種名:Grenadilla Wood
[その他の名称] アフリカンブラックウッド African blackwood 、アフリカンエボニー (African ebony)、アフリカ黒檀

科目:マメ科(Leguminosae )、Dalbergia属の広葉樹

学名 : Dalbergia melanoxylon

産地:タンザニア、モザンビークなどのサバンナに生育。


色調:辺芯材の区分は明瞭で、辺材は黄白色で、心材は暗紫褐色から黒色。

木質:極めて重硬。材面は緻密で均質、光沢のある仕上がりとなる。材面にやや油味がある。

用途:音の響きが良いことや轆轤 (ロクロ )加工に適していることからオーボエやクラリネットなどの木管楽器に使われる。
その他、万年筆の軸、ナイフ柄、ステッキ、象嵌等にも利用される。

備考:カキノキ科の黒檀 (コクタン) に非常に良く似ているが、アフリカンブラックウッドはマメ科で、紫檀やローズウッドの仲間である。
黒檀よりも硬くて材面は滑らかである。

 

グラナディロ
(Granadillo)

6

*アフリカンブラックウッドの別名であるグラナディラとは異なるので要注意

科目:マメ科 広葉樹 (散孔材)
学名:Platymiscium yucatanum

メキシコ原産のかたくて緻密で温かみのあるダークブラウンの木、 つややかで高級感があります。ギターの部材、仏壇などに使用される。 

 

クス 【楠】
(Campher wood)


8


[その他の名称]
クス、クスノキ 【樟・楠】 camphor wood

科目:クスノキ科の常緑広葉樹。散孔材。

学名:Cinnamonum camphora

産地:関東以南の暖地、特に海岸に多い。また、台湾・中国にも分布。
なお、「楠」は南国から渡来した木を意味する。

色調:辺材と心材の境界は明瞭で、辺材は灰白色〜淡黄褐色、心材は紅褐色〜暗緑を帯びる。
材はくすんだように見えることもあるが、時に美しい杢が出ることもある。

木質:木肌は緻密で、耐湿・耐久性に優れる。加工は容易。

用途:造作材や家具材、彫刻用材などに用いられる。特に、箪笥の引き出しや衣裳箱に用いると、衣類を虫害から防ぐ効果がある。

備考:樹高は20m以上に達し、葉は長楕円形で、先端がとがる。

五月頃、黄白色の小花をつけ、黒色の小さな実を結ぶ。
材や葉からは樟脳(しょうのう)が採取される。材のままでも芳香が強く、虫害を防ぐ。
根瘤が付きやすく、玉杢や葡萄杢などの美麗な杢が現われる。

 


クロガキ 【柿】
(Kuro Gaki)

4

[その他の名称]
ジャパニーズパーシモン (Japanese persimmon)。黒い縞杢を有する木材は黒柿(くろがき)と言う。

科目:カキノキ科カキノキ属の落葉広葉樹。散孔材。

学名:Diospyros kaki Thunb. (ディオスピロス・カキ)

産地:日本や中国に分布。本州西部以南に野生のものがあるが、果樹として全国に広く植裁されている。

色調:辺心材の差はあまり無く、全体に淡い橙褐色を帯びている。
心材のでき方は不規則で、黒色の縞模様や濃淡があることが稀にあり、そうした材を黒柿(クロガキ)と言い、古来から珍重されている。
その確率は1万本に1本とも言われている。
また、孔雀の羽の模様に似た孔雀杢が現れることがある。
その確率は10万本に1本とも言われる。

木質:材は重硬で、肌目は緻密。硬いがゆえに加工性にやや難があり、割れやすい。

用途:和家具や床柱、建築用装飾材、茶道具などに使われる。特に、黒柿は希少価値が高く珍重される。

備考:
柿渋は漆器の下塗りや渋紙、塗料、防腐剤として用いられる。
カキノキは落葉樹であるが、同属種に常緑樹のトキワガキ(常盤柿)がある。
また、アメリカ産のパーシモンとも同属で、ゴルフのクラブヘッドにも使われる。
属名のDiospyros(ディオスピロス)は「神 dios」+「穀物 pyros」で「神の食べ物」を意味する。

ケヤキ
(Keyaki /Zelkova)

1

科目: ニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹

学名 : Zelkova serrata

産地:本州、四国、九州に自生し、朝鮮にも分布する。

色調:辺材と心材の区分は明瞭で、辺材は灰白色で心材は黄褐色。
年輪は明瞭で光沢がある。

木質: 材はやや重硬で、耐湿・耐久性に優れる。
大径のケヤキからの製品は、いろいろな模様の杢を持ち、化粧的価値が大きい。

用途:我が国広葉樹のなかで第一の良材として古くから建築材、家具材、建具材、造作材として幅広く用いられる。
特に寺社建築に重用されたり、農家の大黒柱としても用いられた。


備考:古くは、ツキ(槻)とも呼ばれた。
また、類似種と区別するため本欅と呼ばれることもある。
玉杢、牡丹杢、泡杢などの美しい木目模様が現われることがある。

黒檀
(Ebony)

7

[その他の名称]
エボニー (ebony) 、カマゴン、ウブンボク 【烏文木】、ウボク 【烏木】、クロキ 【黒木】とも言う。

科目:カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹。

学名 : Diospyros philippensis Gurke

産地:インドネシア(セレベス島)を中心に東南アジア全域に生育。また、アフリカの一部にも分布。

色調:辺材は淡い赤色を帯び、心材は黒色と淡赤色の帯びが交互に配列して縞目を有する。
稀に真っ黒なものもあり、それを本黒檀又は真黒 (マグロ) と称し、
縞杢を有したものを縞黒檀(シマコクタン)と言う。

木質:非常に重く硬い。
耐久性は非常に優れる。

用途:家具材、唐木細工、仏壇、床柱、象嵌材、楽器材、工芸品など。
また、ゴルフのクラブヘッドに用いられることでも知られる。

備考:属名のDiospyros(ディオスピロス)は「神 dios」+「穀物 pyros」で「神の食べ物」を意味し、果実は美味で食用となるものがある。

アフリカ黒檀
(African blackwood)

7
アフリカンブラックウッド African blackwood

[その他の名称]
グラナディラ (Grenadilla Wood)、アフリカンエボニー (African ebony)、アフリカ黒檀

科目:マメ科(Leguminosae )、Dalbergia属の広葉樹

学名 : Dalbergia melanoxylon


産地:タンザニア、モザンビークなどのサバンナに生育。

色調:辺芯材の区分は明瞭で、辺材は黄白色で、心材は暗紫褐色から黒色。

木質:木質は極めて重硬で、加工は困難。材面は緻密で均質、光沢のある仕上がりとなる。材面にやや油味がある。


用途:音の響きが良いことや轆轤 (ロクロ )加工に適していることからオーボエやクラリネットなどの木管楽器に使われる。
その他、万年筆の軸、ナイフ柄、ステッキ、象嵌等にも利用される。

備考:カキノキ科の黒檀 (コクタン) に非常に良く似ているが、アフリカンブラックウッドはマメ科で、紫檀やローズウッドの仲間である。 黒檀よりも硬くて材面は滑らかである。

 

ココボロ

(Cocobolo)

3

[その他の名称]
サザンアメリカンローズウッド

種目:マメ科の広葉樹。

学名 : Dalbergia retusa

産地:メキシコ、パナマ、コスタリカ、コロンビアなどの中南米

色調:ローズウッドとは近縁だが、色調はまったく異なり、心材は橙色から赤褐色を呈す。
時に黒い縞や班を有することがあり、サイケデリックな文様が珍重される。

木質:非常に重硬。
油脂分が多い。乾燥したものは非常に安定性がある。耐久性に優れる。

用途:ギターなどの楽器材、宝石箱、ツキ板、内装材、グリップやナイフ柄など。

 

サティーネ
(Satine)

4

産地:中南米・南米

科目 クワ科

学名 Brosimum paraence

色調:
濃色の材は血の色のような赤い色で、ブラッドウッド(血の色の木材)の名がある。光沢もある。
淡色の材は黄白色を帯びていている。
ローズウッドよりも色調が明るく、見る角度によって赤みが濃くなったり、淡くなったりと木目が変わる。

性質:重く、硬い。
肌目はすばらしく滑らかで均一である。

用途:優美な指物細工、ステッキ、定規、家具、ベニヤ、象眼細工、寄木細工

備考:この属の木材には、濃色の物と、黄白色などの淡色の木材のグループに分ける事が出来る。
後者の木材でも、節の周辺は赤色になっている事が多い。 

 

紫檀(シタン)
(Shitan / 
Rose wood)

6

[その他の名称]
ローズウッド Rose wood

科目:マメ科 Dalbeegia 属の広葉樹。環孔材的な散孔材。

産地:Dalbeegia 属は世界の熱帯から亜熱帯に分布し、ブラジル産のブラジリアンローズウッド (現地名ハカランダ・ジャカランダ)、中米産のココボロ(Cocobolo)、東南アジア産のイーストインディアンローズウッド、いわゆる典型的な紫檀と、 手違紫檀と呼ばれるチンチャン(Ching-chan)などがある。

色調:辺心材の差は明瞭で、辺材は白っぽい淡色、心材は赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色を呈し、黒紫色の縞模様をもつ。

木質:木理は交錯し、木質は緻密であるが肌目はやや粗い。磨くと美しい光沢がでる。重硬。耐朽性は極めて大きい。

用途:高級家具材、指物、唐木細工、象嵌、突き板、ナイフの柄など。
中国では宮殿を建てるときに主材として使用されています。

備考:新鮮な木材には、バラのような香りをもつものもあり、ローズウッドの名の由来となった。
ブラジリアンローズウッドはワシントン条約の絶滅危惧種に指定され国外への移出が禁止されている。

マメ知識:
黒檀が東の横綱なら、紫檀は西の横綱に挙げられます。
唐木の華※とも言われ、その美しさ、堅牢な材質感は、古今東西を問わず最も親しまれている銘木です。


 

シャム柿
(Ziricote)


5

[その他の名称]
ゼリコ、 ジリコテ Ziricote

科目:ムラサキ科の広葉樹。散孔材

色調:材色は灰〜緑がかった黒で濃淡の模様がある。

木質:重厚で木目は交差し、加工は困難。仕上がり面は綺麗で、磨くと光沢が現れ非常に美しい。

 

スネークウッド
(Snakewood)

5

樹種名:スネイクウッド snake wood

[その他の名称]
レターウッド (letter Wood)

科目:クワ科の広葉樹。

学名 :Brosimum guianense

産地:南米のギアナ周辺

色調:心材は赤黒褐色で蛇のウロコの様な美しい模様が現れる。

木質:極めて重硬な材。
磨くと表面は滑らかに仕上がり、耐久性に優れる。

用途:ステッキや傘の棹、バイオリンの弓、万年筆の軸など。

備考:別名でレターウッドとも呼ばれ、文字を並べた様な模様が出るのが特徴。
小径木で、産出量も非常に少ないので幻の木と言われている。

希少性について:
硬さと木目の美しさから「木のダイヤ」「木の宝石」といわれるスネークウッドは、年間で(木)4〜5本分しか市場に出回らない、最も入手が困難な銘木です。
また、模様が細かく均一に出ているほど美しいとされ、規格サイズに製材されず流通し、柄の美しさ・細かさで値段が決まるほど貴重かつ高価です。

 

ゼブラウッド
(Zebrawood)

2

[その他の名称]
ゼブラ、ゼブラノ Zebrano

科目:マメ科 Microberlinia 属の広葉樹。散孔材

学名 : Microberlinia Brazzavillensis A.Chev.

産地:アフリカに分布し、ガボン、ナイジェリア、カメルーン、タンザニアなどの熱帯雨林に生育。

色調:辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡桃褐色から淡黄褐色で、濃褐色の縞杢 (シマモク) を有すのが特徴。

木質:重硬で、木理は交錯し、肌目は粗い。
磨くと光沢が出る。

用途:ツキ板として家具、壁面、床板、楽器などに利用されることが多い。
製材としては、床柱、床廻り材、造作材、ボタンなどに使用される。

タガヤサン 【鉄刀木】
(Tagayasan)

7

[その他の名称]
タイではキレット(Kilet)、英名ではボンベイブラックウッド (Bombay black wood) と呼ばれる。

科目:マメ科 Cassia 属の広葉樹。環孔性散孔材。

学名 : Cassia siamea Lam.


産地:タイ、インド、ミャンマーなどで、今ではアジアに広く植栽されている。


色調:辺心材の区分は明瞭で、心材は濃褐色から黒褐色で、黄褐色の条斑がある。
辺材は白っぽい淡色で柔らかい。

木質:木理は交錯し、肌目は粗いが、磨くと美しい光沢を放ち、重硬で強度は高く粘りがある。
耐久性は高い。

用途:家具、指物、仏壇、象嵌、化粧用単板、床柱など装飾的な用途に用いられる。
紫檀、黒檀ともに代表的な唐木の一つ。

備考:Cassia 属は世界の熱帯地域に広く分布し、美しい花を咲かせる種類もあり、庭園用や街路樹としても植えられている。

チェリー

(Cherry)

7

科目:バラ科サクラ属の広葉樹。散孔材

学名:Prunus serotina

産地:アメリカの東部全域。

色調:辺心材の区別は明瞭で、辺材は黄白色から乳白色、心材は淡い紅褐色から濃い紅褐色を呈する。
使い込むほどに飴色に変色し、高級感がある。

木質:木質はやや軽軟。
木肌は緻密で表面の仕上がりは美しい。

用途:家具材、キャビネット、パネル材、ドア、楽器、モールディング材など。

チューリップウッド

(Tulipwood)

1

科目:マメ科 (ツルサイカチ属) 広葉樹 (散孔材)

学名:Dalbergia frutescens

産地:ブラジル

最も希少な部類に入る高級材で、ヨーロッパでは木のダイヤと呼ばれ、宝石同様に扱われています。

特にフランス・ルイ14世、15世 はベルサイユ宮殿の家具や調度品に多く使っています。
ルイ王朝をイメージさせる華やかで上品な逸品です。

トチノキ
【栃・橡】
(Tochi)

8

[その他の名称]
シチヨウジュ【七葉樹】

トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹。散孔材。

学名 : Aesculus carnea

産地:北海道、本州、四国、九州に自生する。特に、東北地方や北海道南部に多い。
また、中国にも分布する。

色調:
辺心材の境界は不明瞭で、全体に淡い紅黄白色から淡黄褐色を呈する。
材面には絹のような光沢がある。
板目面に著しいリップルマーク(さざ波模様)が現れることがある。

木質:
軽軟で、木理やや交錯。
木肌は緻密で、表面仕上がりは良好。

用途:
家具材、建築材、器具材、楽器材、椀や盆などの刳物、彫刻材など。
特に、縮杢が現れたものは茶道具や工芸材料として珍重される。

備考:
5月頃に白色の花が咲き、秋には実を付け熟すと殻が3つに裂け、光沢のある赤褐色の実が現れる。
実はすりつぶしてトチ餅などをつくる。
類似種のマロニエ(セイヨウトチノキ)は、パリの街路樹として有名。

楢(なら)

(Nara /
Japanese oak)

4

樹種名:ミズナラ 【水楢】 Japanese oak
[その他の名称]ナラ 【楢】、オオナラ 【大楢】、ジャパニーズオーク

科目:ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。環孔材。
学名 : Quercus crispula

産地:北海道から本州、四国、九州に生育。樺太、千島、朝鮮にも分布。特に、北海道産が質・量ともに有名で、「道産の楢」と呼ばれる。

色調:辺材は灰白色、心材は暗灰褐色。柾目面に虎斑(とらふ)が現われる。

木質:重硬。

用途:家具用材、洋酒の樽材、建築材(床板)、枕木、器具材など。ブナとともに曲木の材料に適す。

パープルハート

(Purpleheart)

3

樹種名:パープルハート Purpleheart
[その他の名称]バイオレットウッド

科目:マメ科の広葉樹。散孔材。

学名 : Peltogyne spp.

産地:メキシコからブラジル南部の熱帯に分布。

色調:辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄白色。
心材は伐採時直後は褐色であるが、大気にさらされるうちに紫色から紫褐色に変化し、古くなると茶色になる。

木質:重硬。光沢があり、仕上げは良好で艶が出る。耐久性や防虫性に優れる。寸法の安定性もある。

用途:家具材、建築用の内外装材、フローリング、デッキ材など。
木材から織物用の染料が採取される。

パーロッサ

(Pao Rosa)

3

樹種名:パオロッサ pao rosa
[その他の名称]アフリカ紫檀

科目:マメ科ジャケツイバラ科の広葉樹。環孔材的な散孔材。
学名 : Swartzia fistuloides

産地:コンゴなど赤道アフリカに多い

色調:辺材は黄白色で幅は狭く、心材は紫色を帯びた暗赤褐色で縞模様が現れる。また、細かなリップルマークが著しい。

木質:重硬。木肌はやや粗いが塗装仕上がりは良好。虫害や耐久性に優れる。

用途:家具、仏壇、楽器、柱・床材、ツキ板などに用いられる。

バンクシア

(Banksia)

バンクシア

 


Banksia ericifolia
科目:ヤマモガシ科
学名 : Banksia L.f.
英名:health banksia

匍匐性の低木から25mの高さになる高木まで様々な形をとる。 最大の高木になるコースト・バンクシア (B. integrifolia) とリバー・バンクシア (B. seminuda) は15m以上になり、時には25mに達する。 低木のバンクシアは普通は直立するが、いくつかの種は地表または地中を匍匐する茎を持つ。 
砂質の土壌でよく生育し、ヒースや低地の疎林に生え、中には砂漠に生育するものある。


産地:オーストラリア
バンクシアはオーストラリアに固有。

木質:厚い樹皮を持っているが、内部は赤色で魅力的な組織である。

用途:装飾の用途でろくろ引きやキャビネットの羽目板をはることに使われる。


ブライヤー

(Briar,  Brier)

ブライヤー


科目:ツツジ科  広葉樹 (散孔材)
学名 :  Erica arborea

 ブライヤーは、木ではなく、ツツジ科の植物の木の根瘤です。

 土を掘り起こし、取り出したそのままの形は美しいものではありませんが、削り、表面をならし、磨き、と手を加えてゆくと、美しい木肌をあらわします。


産地:地中海地方のやせ地に育ちます。

 希少なものとして珍重されています。

 根っこであるため、砂をかんでいたり、虫の跡があったりと、ひとつの瘤から商品価値として使える部分は極めて小さくなります。

 品質については、割ってみるまで分からないところもあり、職人泣かせの素材であることは間違い有りません。

用途:パイプなどに用いられる。


屋久杉

(YakuSugi)


9


樹種名:屋久杉

種目:スギ科スギ属の常緑針葉樹
学名 :Cryptomeria japonica

産地:鹿児島県屋久島の標高500mを超える山地に自生している天然のスギ

色調:心材は赤味を帯びた茶褐色を呈する。

木質:成長が遅くて年輪幅は狭く木目が詰っている。また、樹脂分が多くて腐りにくい特徴を持つ。抗菌・防虫効果もあるとされる。

用途:高級材として家具、衝立、建具のほか建築の天井板、欄間、工芸品などに使われる。

備考:杉の平均的な樹齢は3百年余りとされるが、屋久杉は樹齢2千年を超える巨木が見られる。
屋久島では樹齢千年以上の杉を特に「屋久杉」と呼び、それ以下の杉を「小杉」、植林の杉を「地杉」と呼んで区別している。


山桜

(Yamazakura /
Japanese cherry)

1

樹種名:ヤマザクラ 【山桜】

[その他の名称]ホンザクラ 【本桜】

種目:バラ科サクラ属の落葉広葉樹。散孔材
学名 : Prunus jamasakura

産地:本州、四国、九州に自生。蓄積量は少ない。

色調:辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡い黄褐色。
心材は褐色で、時に暗緑色の縞模様を呈する。

木質:やや重硬で強靭。
木理ほぼ通直で木肌は緻密。
加工性、着色性ともに優れ、磨くと光沢がでる。
耐久性は高い。

用途:高級家具材、楽器材、建築材、造作材、彫刻材など。

備考:山桜の樹皮を素材にした工芸品を樺細工(かばざいく)と呼ぶ。
また、樹皮からは桜皮(おうひ)と呼ばれる生薬がとれ、喉の薬となる。
木質的によく似た、樺やミズメなども一般に「サクラ材」として流通しており、それと区別するため山桜のことを「本桜」と呼ばれる。

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数野 元志
Motoshi KAZUNO 

万年筆は心を伝える道具也

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